昨日の朝の勉強会で、読んだ本の中に「善人バカ」という話がありました。
自分の行いは常に正しく、他人の行いは間違っていると、常に考えてしまう人のことです。
すなわち、了見が狭くなり、ちょっとした間違いが許せなかったり、自分と異なる考えの人を認めることができなかったり、とにかく自分以外の人と、おおらかな気持ちで接することができない人のことです。
私にも、以前の自分を思い出すと、思い当たっていたフシがあって、ドキッとしました。
ホームページはこうしなくてはならないのに、このホームページは間違っている、とか、この会社のこのやり方は間違っているからダメだとか、このサイトの作りは良くないからこうするべきだとか。
自分が「専門バカ」になっていた時期があったなぁと、思い当たったのです。
全くお恥ずかしい話です。
私が何のために存在しているのかを考えていくと、そんなつまらないことにこだわるなんて、なんて下らないことだと感じます。
私は、そんなことを考えなくても、十分価値があるし、役割もあるし、認められている。何よりも大いなるものから、社会から、周りの人から、家族から、お客様から、生かされているじゃないか。
そう、自分が正しいと考えなくても、なにも間違っているもの自体がこの世にはない。ありとあらゆるものが、存在理由があるからそこにあるわけであると。
自分と異なる考え方のものがあったからといって、それを否定する必要は全くないのだと。
自信がないから、他人を下げたくなるわけであり、自分の存在を自分で認められれば、なにも他人と比較する必要性が全くなくなるわけです。
世界は今、自分と他人とを比較し、異なる考えのものを攻撃して、この世から消し去ろうという動きが拡大しています。
宗教やイデオロギーの違いを指摘して、相手を糾弾して、存在価値を下げようとするのではなく、相手の良い所も認めて、お互いに共存できるようになるといいと、素直に思います。
だって、これから地球は100億人の人々と、仲良く暮らしていかなくてはいけないのですから。
知恵を絞って、どうやったら一緒になれるかを考えて、生きていかねばならないのですから。
テロもイスラム国の斬首も、あらゆる国の武力行使も、サイバーテロも攻撃も、やめようよね!
って、上から目線でこんなこと書いてる僕が善人バカなのかもね(笑)