第1回 BPCパーフェクト実践会セミナー<概論>
元消防士で、現在は防災士・防災危機管理者・危機管理士の株式会社かんがえる防災の代表の高木です。
わたくしは、消防の現場で消火活動や救急・救助活動にたくさんかかわってきましたが、事前対策のあるなしで、被災時の被害の大きさの差に、愕然とし、いかに事前の備えが大切かを身にしみて感じ、消防士から防災士に身を転じ、起業して4年目となりました。
すなわち、災害が起こってからでは何の手も打てないの一言に尽きます。
介護事業所でのBCP計画の有り無しは、例えば訪問介護事業所で新型コロナウイルス感染が発生した場合などでは、計画がない場合は携帯電話で個別の連絡となり、連絡に時間がかかり、場合によっては感染者は濃厚接触者が新たに訪問するのを中止できない可能性が出てきます。
これに対し、BCP計画に、ビジネスチャットで即座に連絡すると計画を立て、チャットを訓練や日常で使っておけば、発生直後に即座に全員に連絡が行き届き、訪問のために移動していた職員の訪問を中止でき、新たな感染拡大や濃厚接触者の広がりを防止できます。
この結果、顧客や職員の信頼の差が生まれ、その後の対処や他の事業所からの応援などによる事業所の復旧までの期間が短縮でき、例えば計画がない場合は数か月後には事業の継続が不可能になり、売り上げが1/4になってしまうなどといった事態もある一方、適切なBPC計画があれば、2週間で元通りにできる、といった差が生じることとなります。
コロナ感染の例に限らず、BCP計画では想定されるすべてのリスクに対し、発生直後の対処や、想定される事態への対応までを計画し、顧客、職員をはじめとした、関係者すべての安心・安全を作るのです。
さて、来年4月より義務化された、BCP(事業継続計画)の計画書作成は、進んでおられるでしょうか。
急に指名されて担当となり、どのように進めたら良いのかわからないまま、時間がズルズル経過している方も多いことと思います。
また、計画書は作ったものの、事業所は日々動いていて、毎日リスクは発生しており、日々のリアルタイムに発生するリスク回避をしたいと考えておられる経営者の方も多いかと思います。
私達 「BPCパーフェクト実践会」では、計画書の内容にも繋がり、かつ日々実践して本当に強い事業所づくりにお役に立つ、「事業継続に真に役立つ情報提供」を行うべく、勉強会を継続して開催いたします。
貴事業所の将来が、補助金獲得のために急ごしらえで作った計画書ではなく、日々実践可能なことの実施や研修で、内容の検証など、少しずつ積み重ねることで描ける。そんな情報をお届けします。
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