同社社屋外観
導入の背景とねらい
取扱商品はすべてオーダーメイドによるもので、商品の専門性も高いことからウェブだけで売れる商品ではない。
しかし、需要は全国に潜在しており、集客に特化したホームページに必要性を感じていたが、
既存のホームページは内容が薄く、自社商品の特徴がつかめないなどの問題があった。
そこで重要販売品目を絞り込み、施工例などを多く掲載することで信頼感をアピール。集客を狙った。
弊社に依頼していただいたきっかけやその後の効果などについて、森茂博代表取締役と、技術グループの竹内一朗課長にお話を伺いました。
御社の事業内容を教えてください。
土木工事や点検用の法面階段や津波避難階段、ラックや棚、コンテナボックスなど物流機器の設計・製造をおこなっています。
これらはすべて、お客さまに合わせてつくるオーダーメイド品ですが、設計から製造まで弊社で一貫しておこなっているので高品質の品を低コストでお届けできています。
また、地方で問題となっている害獣対策として、組み立てや移動が簡単な有害鳥獣捕獲罠「駅シリーズ」も企画・製造販売しており好評を呼んでいます。
同社製品の一部「津波避難階段」。他にも様々な製品の設計・製造を手がけられています
弊社への依頼のきっかけとどのような業務を依頼されているか教えてください。
弊社では商品の専門性が高く、お客さまに直接お会いして打ち合わせをし受注につなげていきます。
ホームページも「あった方がいいだろう」くらいの考えで、知り合いの制作会社につくってもらったのですが、カタログのような内容で、何の会社かわからないし、印象に残らないという指摘を受けました。
そんな時、御社から届いたDMの「集客できるホームページ」という言葉に惹かれました。
製品には絶対の自信があったので、より多くのお客さまに商品を知ってもらえれば受注につながる確信はあったのです。そこで提案書をつくってもらったところ、私が求めていることと一致し、お願いしようと決めました。
提案は重要品目の法面階段・避難階段、物流、有害鳥獣捕獲罠の駅シリーズの3つを充実させるものでしたね。
特に問い合わせが多い避難階段については実績が上がるたびに施工例としてアップするようアドバイスを受けました。
「こちらが求めていることと、提案書の内容が一致していた」と語る森社長
リニューアル後の反響はいかがでしょうか?
おかげさまで避難階段への問い合わせが増え、毎月20〜25件くらいの新規問い合わせがあります。
現在、発注いただいている階段関連のお客さまのほとんどがホームページの問い合わせからで、見事に集客の役割を果たしてくれています。
これまでは東日本大震災の被災地など、限られた地域からの注文が多かったのですが、九州各県の施工例をアップしたら南海トラフ地震への備えからか、九州各県の自治体、特に被害が想定される大分・宮崎・鹿児島の自治体から問い合わせや注文が来るようになり、ホームページをつくり直した恩恵を感じています。
また、施工実績が増えたことで自社のスキルもどんどん上がって、他社の追随を許さない力がつくという“副産物”もあり、とても感謝しています。
「ホームページが集客の役割を果たしている」と語る竹内課長
今後、弊社に期待することなどをお聞かせください。
うちのような中小企業は取引先からの信用が第一ですが、近頃では中小企業でもサイバー攻撃を受けたという話を聞きます。
御社からは怪しいメールなどに対する情報や対策などを迅速にアドバイスしてもらい助かっています。
将来、一般用の避難用器具も予定していますが、ホームページの力は実感していますので、その反面にあるリスクについても御社から学びたいと思っていますし、ウェブの世界は変化が早いので新しい技術や提案にも期待しているところです。
WebサイトURL
- コーポレートサイト
- https://www.washin-kogyo.co.jp/
- 避難用・点検用階段専門サイト
- https://www.washin-kaidan.jp/
- 運搬・保管パレットラック・台車の特注製作専門サイト
- https://www.washin-kogyo.co.jp/logistics/
- 有害鳥獣捕獲罠「駅シリーズ」サイト
- https://www.washin-kogyo.co.jp/station/
- 建築・土木用 型枠専門サイト
- https://www.washin-katawaku.net/
担当者からのコメント
打ち合わせは、ヒアリングをはじめ、工場や倉庫の見学など何度も訪問させていただき、多岐にわたるお客様の業務内容を把握するところからはじめました。
品目ごとの特徴や強みをしっかり伝えるために、サイトを分けることをご提案し、撮影・インタビューも実施することで、コンテンツを充実させました。
また、お客様がご自身で事例を追加していただける仕組みを導入することで、課題解決型の構成を目指しました。
撮影やインタビューでは、森社長をはじめ、スタッフの皆様に何度もご協力をいただきました。誠にありがとうございました。
和親工業様への問い合わせ数が増加したポイント
- 実行した施策
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- WEBサイトで発信する内容を、重要品目に選定
- 問い合わせが多い品目については、実績が上がるたびに施工例を集中的に更新
- 上手く行った理由
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- 重要品目に選定することにより、読み手にとってWEBサイトの内容が明確になった。
- 実績を頻繁に更新することで、サイトへ流入したユーザーの信頼を獲得でき、問い合わせ増加につながった。