田上です。
今日は、ある業界の顧客のセッションがありました。
この業界では、見積を出して、事前に了承を頂いてから取り掛かるのではなく、大体の金額だけを口頭で提示し、その後の追加料金も、なにも説明なく請負、あとで金額でもめることが多いそうです。
それに対して、このお客様の会社では、事前に見積もりを出し、追加の際は追加の金額と、お金をかけない別の方法も提示し、お客様に選んでもらう。
普通の業界では、当たり前のことを当たり前にやっているそうです。
別のお客様も、挨拶の徹底と時間の厳守、終わった後の清掃をやるだけで、次から次へとお客様が増えています。
ある業界で長年やっていると、他の業界のことを知ることがないので、世間的には悪慣行でも、正しいことと信じてやってしまいがちです。
また、あまりにもだらしなく、なんど言っても直らないということだと、お客様のほうが諦めてしまうということもあります。
現場にすこし不満があっても、社長が契約した先だから、あまり悪口は言えないね、といった具合にです。
売上が上がらず、減っている。
社員のやる気が見られない。
クレームが減らない。
なんとなくやっていて、なんとなくなっていても、実は大きな問題が潜んでいるものです。
そして、それに気が付かない。
そうならないように、常にアンテナを高く上げておかなくては行けないなと思いました。