目次
はじめに
こんにちは。土田です。
朝晩が急に涼しくなって(ちょっと寒いくらい?)、秋を感じる季節になってきましたね。
先日のお彼岸に、お墓参りしたのですが、彼岸花があちらこちらに咲いていました。
彼岸花とはよく言ったもので、本当に彼岸の時期に咲くんですね。
不思議だなぁ・・・と思うのと同時に、脈々と受け継がれている生命力に感心しました。
さて、今回はホームページの「タイトル」についてご紹介いたします。
既にご存じの方も多いかと思いますが、これからホームページの改善に取り組まれる方にとって、少しでもお役立ていただければ幸いです。
タイトルって何?
まず、「タイトル」とは下記のように各ページの名称を表すものです。
(トップページであれば、ホームページ全体を表す名称になります)
画面上で、右クリックをして「ページのソースを表示」をすると、下記のようにHTML形式で表示できます。この中で、<title>~</title>で囲われた部分がタイトルです。
Googleなどの検索結果では、下記のように表示されます。
検索結果の見出しは、このタイトルを元に反映されています。
※ちなみに、WordPressなどでは、投稿の「タイトルを追加」より設定ができます。
SEO対策に重要な理由
ユーザの一般的な検索行動の場合、「◯◯◯とは」「◯◯◯(症状名) 原因」「◯◯◯ ランキング」など、目的の達成や、悩みの解決方法を探すために、「キーワード」を使って情報を探します。
そして、検索結果の1位から順番に、検索意図に最も近いタイトルを見ていきます。
最少のクリック数で、いち早く情報を得たいという心理状態だと思います。
このように、Googleはユーザの満足度を高めるために、目的に最も合致したコンテンツを上位表示しようとしています。
この上位表示には、様々な要素(※1)が複合的に判断されて順位決定されているのですが、「タイトル」はその要素の1つなのです。
その理由に、GoogleのSearch Chonsoleヘルプ内に「わかりやすいページタイトルを付ける」という項目でも明記されています。
ページの内容が検索キーワードと関連性が高いことを、タイトルを使ってしっかりと伝える必要があるということです。
つまり、検索結果の上位に表示されて、探していた情報がわかりやすく書かれているタイトルは、クリックされやすく、アクセスアップが見込めるため、SEOに非常に重要なポイントなんです。
(※1)検索順位の評価基準は公表されていないのですが、SEO対策の専門家による調査では、ページ内のコンテンツや、サイト内のページ構成、被リンク、アクセス数等など、様々な要素を複合的に判断して決定されていると言われています。タイトルはこの要素の1つという訳です。
必ず含めるのは◯◯◯◯◯
必ず含めた方が良いのは、「キーワード」です。
前述したように、Googleは検索キーワードにより合致したページを上位表示させようとします。
ページ内のコンテンツが充実しているなど、複合的な要素が揃っているという前提ではありますが、ページタイトルにページの内容を表す「キーワード」を含めている場合とそうでない場合での、検索結果は大きく異なります。
Googleにとっても、ユーザにとっても分かりやすいタイトルを付けましょう。
文字数は何文字まで書いたらいい?
タイトルの文字数は、パソコン版、スマホ版でそれぞれに表示される数には違いがあります。
※検索するキーワードによって、どちらも同じ文字数(28文字)で表示されることがありますが、概ね下記のようです。
・パソコン版:27文字
・スマホ版:33文字
両方の文字数を考慮するならば、27文字までに収まるようにする方が良いようです。
文字数がオーバーしてはいけないという訳ではありませんが、文字数が長すぎると、後半は「…」と省略されてしまうので勿体ないです。
特に重要なことは、できるだけ前半に書くようにしてユーザを惹きつけましょう。
※スマホ版の方が画面サイズなど制約があるため、使える文字数が少ないように思っていたのですが逆でした・・・。ちょっと意外でした。
クリックされやすい魅力的なタイトルの付け方
検索結果の1ページには10件のタイトルが表示されます。
その中で、他社に負けないような思わずクリックしたくなるように、分かりやすく魅力的な文章にしましょう。
例えば、
・喜ばれる◯◯◯ギフトTOP10…
・◯◯◯をたった1日で身につける方法…
・染み抜きの最強ワザを徹底解説…
・失敗しない◯◯◯選び… など
このように、ユーザーの検索意図を反映しながら、好奇心を刺激するタイトルも良いでしょう。
煽りすぎると、かえって信頼されにくくなるためほどほどに・・・。
他にも、
・【見積もり無料】◯◯◯専門の…
・◯◯駅より徒歩◯分の好アクセス…
・創業明治◯◯年。△△ひとすじ…
・納品実績◯◯◯◯件以上!△△に自信あり
・駐車場完備。バリアフリーで安心…
・24時間対応。◯◯トラブルにすぐ駆けつけます… など
ユーザに、信頼感や安心感を与えるタイトルも良いでしょう。
タイトルの良い例・悪い例
GoogleのSearch Chonsoleヘルプ内に「キーワードを詰め込んだようなタイトルは避ける」という項目があります。
例えば、「歯科医院 福岡」の目標キーワードで、トップページの上位表示を狙う場合で説明します。
悪いタイトルの例)
福岡で歯科医院をお探しなら審美歯科・矯正歯科で実績豊富な△△歯科医院
「歯科」が4回も書いてあるため詰め込みすぎ・乱用の対象となり、ペナルティを受けてしまうリスクが高くなります。
ペナルティを受けてしまうと、順位低下または圏外になってしまうため注意しましょう。
良いタイトルの例)
福岡で歯科医院をお探しなら実績豊富な△△歯科医院
伝えたいことはたくさんあるかもしれませんが、トップページではホームページの全体を表現する内容に留めておくことをおすすめます。
文字数にもよりますが、目標キーワードは2回。地域名は1回までに抑えることをおすすめします。
また、1ページ=1キーワードというルールがあります。
これは、1ページ内に情報を詰め込みすぎると、最も伝えたいことがボヤケてしまい、Googleにとっても、ユーザーにとっても分かりづらくなるためです。
よって、診療内容の「審美歯科」「矯正歯科」などは、サブページを用意して、そこで紹介するとよいでしょう。
他にも「同じタイトルや定型文を使用したタイトルは避ける」という項目があります。
例えば、下記のような例です。
・全てのページが同じになっている
・ページ1、ページ2・・・番号が振ってあるだけ
・一部の情報のみを変えた長いタイトル など
各ページごとの差が分かりづらく、検索結果を見たユーザがタイトルから判断することが難しくなるためです。
もし、上記に該当する場合は、具体的で分かりやすいものに改善しましょう。
(最近では、タイトルを修正したら数時間で検索結果に反映されることもあります。早いっ!)
まとめ
SEO対策に長く携わっていますが、昔も今もタイトルは重要な要素であることに変わりありません。
Googleの評価基準は複雑ですが、常にユーザー視点で考えることが大切であることを再認識しました。
ユーザにとって分かりやすく魅力的なタイトルを設定して、アクセスアップを目指しましょう!